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　平井伸治知事は18日、７月の大雨を受けた県中部地区の被災現場を視察した。このうち倉吉市円谷の国道１７９号では石田耕太郎倉吉市長と同行し、被害状況を確かめた。
　現場は倉吉市内から岡山方面に向かう片側２車線の道路。今月８日の大雨の影響で高さ30�bの山腹から土砂が崩れ、道路を延長60�bにわたってせき止めた。土砂量は約３００立方�b。
　当日、現場周辺の時間雨量は最大49�_と激しい雨に見舞われていた。
　現在、通行止めにしており、今週から反対車線の円谷トンネル内（２車線）を対面通行に切り替えて被災現場を迂回させる。
　平井知事らは中部総合事務所の酒本勇一県土整備局長から災害の発生状況や今後の復旧見通しに関する説明を受けた。
　中部県土局によると「土砂が崩落した中腹には依然、一部の土砂がとどまっている」という。復旧にあたっては災害関連緊急治山事業を林野庁に申請することにしており、今後詳しい調査を進める。
　このほか同路線では上手に向かって３カ所で土砂が道路に流れ出ている。


日刊建設工業新聞