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滋賀産業新聞
2021/07/20

【滋賀】県湖東土木 国道306号多賀町地先の既設消雪設備更新

 滋賀県湖東土木事務所は、多賀町地先の国道306号において、雪寒対策として老朽化した既設消雪設備の更新に取り組む。更新にあたっての予備・詳細設計は12日の開札で石居設計(彦根市)に委託。現時点では更新工事の工種は配水管工事となる見通しで、設計完了後の22年(令和4年)2〜3月にも発注を公告し、管等の製造期間を経て同年春頃にも現場着工、予算状況によるが単年度で施工し、9〜10月にも完了させ次の冬期に間に合わせたい考えだ。
 県が管理する国道306号の雪寒対策設計業務は、10月11日までの期間で委託。多賀町佐目地先の国道306号において既設の消雪設備が管の破損等により散水不良等が著しく老朽化が顕著であるため、リフレッシュを目的として消雪設備の設計を行うもの。
 消雪設備の内容は既設ポンプ場1ヵ所、設計延長は800bとし、取水施設(ポンプ室・ポンプ・揚水管)、送水管路(主配管・弁類)、散水管路(主配管・弁類・散水ノズル)、操作抑制設備(操作盤・降雪検知器[スノーセンサー])・水位検知器・遠隔監視装置―の範囲で設計を行う。
 散水形式については既設の路面埋設型消雪設備(一部橋梁添架)を見直し、車両の影響を受けにくい形式を比較検討し決定する。取水方法は既設取水施設を利用し河川水とするが、既設ポンプの規模・能力を調査し、現状利用の可否を改めて判断するとしている。

提供:滋賀産業新聞