赤磐市は7月13日、中央公民館で市役所本庁舎等整備に関する住民説明会を開いた。合併特例債を想定した大規模改修計画を友實市長自ら説明し、住民理解を求めた。2021年度中にADO建築設計事務所(岡山市北区)で進めている設計を完了させ、旧消防本部庁舎、市役所本庁舎、山陽保健センター・中央公民館と順次改修し、24年度末までの事業完了を目指す。
市役所本庁舎周辺の3施設は、旧消防本部庁舎が鉄筋コンクリート造2階建て延べ約906平方bが2001年建設、市役所本庁舎が同造3階建て延べ約4546平方bが01年建設・12年増築、山陽保健センター・中央公民館が同造3階建て延べ約3841平方bが01年と03年に建設したもの。
いずれも老朽化が著しく、大地震発生時の倒壊危険性も指摘されているため、総事業費20億円を投じて、拠点全体の耐震補強と大規模改修を行い安全に利用できる施設づくりを目指す。
住民から新築と大規模改修を比較し、改修選択の理由について問われると、新築は50億円超の事業費の財源確保が困難なこと、改修は合併特例債を想定し比較的安価で現実的であると説明。また、100年に1回発生する計画規模降雨の流水0・4b、1000年に1回発生する最大規模降雨の流水2・2bなどを想定した浸水対策機能強化案を示した。
「提供:建通新聞社」