国土交通省岐阜国道事務所が計画する国道21号岐大バイパスの平面部高架化事業で、岐阜都市計画道路の変更案が7月7日、県都市計画審議会で承認された。これにより岐阜市茜部本郷から穂積大橋までの約5`区間の慢性的な渋滞の解消に向けた事業が大きく動き出す。
同バイパスの平面部は、岐阜市の茜部本郷交差点から長良川に架かる穂積大橋付近まで。1971年の都市計画決定以降、交通量や沿線状況が大きく変化しているため改めて構造を見直すこととなった。
計画延長は約5`。幅員構成は高架部が4車線、高架下平面部が4車線などとなっている。接続するランプ(登り口・降り口)は、合流部を内側に配置するセンターランプ形式を主に採用する。
予備設計では、全体を宇佐、藪田、茜部の3工区に分けて検討した。宇佐地区の延長は本線部が1982b、ランプ部が635b。薮田地区の延長は本線部が545b、ランプ部が274b。茜部地区の延長は本線部が748b、ランプ部が103b。
同事業は工事着手に向けて順次設計を進めており、6月には六条1号高架橋の詳細設計を委託している。
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建通新聞社