トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2021/07/15

【神奈川】県小田原土木C 洞門上部工を近く

 神奈川県県西土木事務所小田原土木センターは、箱根町仙石原地内で国道138号の災害復旧工事を進めている。今後は、洞門上部工などの整備を近く公告する他、洞門内の道路本線の舗装や仮設道路の撤去を順次発注する方針だ。工種は土木。
 2019年10月の台風第19号襲来により箱根町仙石原地内の国道138号(春山下バス停付近)では、道路に接する高さ約100bの斜面が崩落。推定3万立方bに達する土砂が道路内に流入した。
 現地では土砂崩れの再発や落石の危険性が懸念されることを受け同センターでは、災害の復旧を兼ねて、道路全体をコンクリートで覆う洞門の設置を決定し、順次工事を発注している。
 崩落した斜面を中心に整備する洞門は延長約60b、道路幅員約11b。近く公告する上部工の工事では、全区間の屋根となる部分を中心に、谷側(南側)の受台工の一部となる支柱的な構造物を整備する。
 また、舗装工については洞門全体の整備の進捗を見て、最終的な仕上工事として発注する方針だ。現在、迂回(うかい)路に活用している仮設道路は、洞門の供用開始後に撤去する予定。
 洞門内とその周辺については歩道は設けないが、完成後に設置を協議、検討していく意向だ。
 洞門の設計は大日コンサルタント(岐阜市)が担当。
 洞門整備については2021年度中の供用開始を目指し、これまでに4本の工事が発注済み。1本が公告済みとなっている。提供:建通新聞社