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　三重県は、鈴鹿青少年センターと鈴鹿青少年の森の整備運営事業のＰＦＩ、Ｐａｒｋ―ＰＦＩを行うための実施方針と要求水準書案を公表した。ＷＴＯ案件となる。募集事業者は、設計企業、工事監理企業、建設企業、維持管理企業、運営企業で構成する企業コンソーシアムを想定している。選定後は、仮契約の締結までにＳＰＣを設立する。
　ＰＦＩ法に基づき、センターを設計・改修した後に開業準備を行い、運営・維持管理を行うＲＯ方式、都市公園法に基づくＰａｒｋ―ＰＦＩを併用して実施する。事業期間は、２０４１年３月まで。
　業務範囲は、設計・建設業務、開業準備業務、ＳＰＣ運営・維持管理業務、センター運営・維持管理業務、森公園の運営・維持管理業務、公募対象公園施設等設置管理業務。
　応募者の落札資格要件は、設計業務も建設業務も07年４月１日以降に完了した実績を求めている。設計は実施設計で、建設が元請け実績。規模は、センターが延べ床面積１５００平方�b以上で、森公園が都市公園の公園施設の新設または改修を担当したことがあること。
　８月中旬に入札説明書などを公表する。９月上旬に入札参加申請を受け付け、11月中旬に提案書の受け付けを締め切る。12月にヒアリングを行い、落札者を決定した後、22年１月に基本協定、仮契約の締結、３月に事業契約の締結を行う予定だ。
　センターは、総合研修棟、管理研修棟、宿泊サービス棟で構成。１９８５年に供用を開始した鉄筋コンクリート造３階建てなどの延べ床面積６４７７平方�bの施設。利用定員は５００人で、宿泊定員が３６８人。宿泊室や総合研修館、大研修室、レストランなどがある。森公園は、敷地面積が約51万３０００平方�b。

提供：建通新聞社