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滋賀産業新聞
2021/07/15

【滋賀】滋賀県 さくらが丘地区急傾斜地崩壊対策

 滋賀県長浜土木事務所は、米原市岩脇地先の近江さくらが丘団地等の近隣において「さくらが丘地区急傾斜地崩壊対策事業」に取り組む。20年度(令和2年度)委託済みの詳細設計に続いて、21年度(令和3年度)は補償算定調査業務(担当・滋賀北部測量設計協同組合)と、未公告の用地調査業務を発注・委託しいずれも年度内にまとめ、順調にいけば22年度(令和4年度)にも工事を発注・着工したい考え。工事量と予算規模によって複数年での施工も見据えている。
 近く委託するさくらが丘地区補助急傾斜崩壊対策調査業務では、事業実施にあたり補償の対象となるW造家屋(70平方b未満)2棟と、住宅敷地(150平方b未満)内にある附帯工作物についてそれぞれ調査および算定を行い、年内にまとめたい計画。このほか、補償等に係る筆界測量も発注に向け現在準備を進めており、順調に公告・決定すれば年度内にも完了したいとしている。
 さくらが丘地区の急傾斜地崩壊対策事業では、米原市岩脇地先の新興団地など住宅地近くの土砂災害の発生の恐れのある区域において、崩壊土砂防護柵、重力式擁壁、もたれ式擁壁、落石防護―等による有効な急傾斜地崩壊対策工事を行う。現地の状況によって工事用道路の先行整備についても今後精査し施工計画を決める。
 なお、予備設計は18年度(平成30年度)に復建調査設計(滋賀事務所・大津市)、詳細設計は20年度(令和2年度)に東洋技研コンサルタント(滋賀営業所・大津市)にそれぞれ委託した。

提供:滋賀産業新聞