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滋賀産業新聞
2021/07/14

【滋賀】滋賀県 杉野地区の急傾斜地崩壊防止対策

 滋賀県長浜土木事務所木之本支所は、県の土砂災害警戒区域に指定されている旧木之本町の杉野地区で計画する急傾斜地崩壊防止対策事業について、20年度(令和2年度)完了の詳細設計に次いで、21年度(令和3年度)は用地の立木補償等に向けた境界測量を進めている。順調にいけば22年度(令和4年度)にも工事1本を発注から着工し、23年度(令和5年度)までの施工を見据えている。
 去る4月に村上興業(甲賀市)に委託した同地区補助急傾斜地崩壊対策測量業務では、現地を対象に境界確認1万8900平方b、用地境界仮杭設置1900平方b、立竹木調査1900平方b、指定地申請図書作成0・15q―等を12月初旬をメドにまとめる見通し。
 杉野地区の急傾斜地崩壊対策事業では、木之本町杉野地先で土砂災害の発生の恐れのある区域内の、「杉野小学校・杉野中学校」および「同校体育館」の建物背面の山において、延長157bの崩壊土砂防止柵(有効柵高4・2b)の設置をはじめ、有効な対策工事を行う。予備設計は18年度(平成30年度)に基礎地盤コンサルタンツ(滋賀事務所・大津市)が、詳細設計は20年度(令和2年度)にスリーエスコンサルタンツ(滋賀営業所・大津市)がそれぞれ担当した。
 長浜市旧木之本町は、県の土砂災害警戒区域および土砂災害特別警戒区域(急傾斜地の崩壊)に計67ヵ所が指定されている。このうち杉野地区では土砂災害警戒区域に指定される7ヵ所が、いずれも土砂災害特別警戒区域(急傾斜地の崩壊)の指定も受けている。

提供:滋賀産業新聞