成田市シティプロモーション部スポーツ振興課は「スポーツ施設個別施設計画」をまとめた。計画期間は2021年度から27年度までの7年間。大谷津運動公園など7施設を対象とし、施設の計画的修繕・更新等を実施することで施設の長寿命化を図り、更新等費用の平準化や縮減を進める。施設の老朽化対策として、ナスパ・スタジアム(大栄野球場)の外壁更新や屋根等修繕、豊住ふれあい健康館の屋根・外壁更新や内部修繕などを実施する。
同計画は、17年3月に策定した「公共施設等総合管理計画」を推進するため、公共施設の劣化状況を把握し、建築部位等ごとの修繕・更新時期などを設定した。
対象は▽大谷津運動公園▽中台運動公園▽久住体育館▽大栄B&G海洋センター▽ナスパ・スタジアム(大栄野球場)▽印東体育館▽豊住ふれあい健康館――の7施設。
「予防保全型」の維持管理を行うとともに、長寿命化型の改修を実施。また、点検・診断を確実に実施するための体制を構築する。
目標耐用年数については、標準的な60年に対し、80年と設定。修繕・更新等費用は、標準耐用年数まで維持した場合(標準型)の約139億円(年3・5億円)に対し、目標使用年数まで維持した場合(長寿命化型)には約101億円(年2・5億円)となり、約38億円のコスト縮減が見込めるとした。
さらに、20年8月に実施した施設劣化調査の結果や改修履歴などから優先順位を設定し、各施設の老朽化対策と実施時期を定めた。