建通新聞社(神奈川)
2021/07/12
【神奈川】県 県土整備局 成績評定結果
神奈川県県土整備局は、2020年度に完成した工事および工事系委託の成績評定の結果をまとめた。工事成績の平均点は77・9点で、19年度と比べて0・3ポイント上がった。一方、工事系委託は、76・3点で19年度比0・5ポイント下がった。同局では、工事、委託とも平均点にわずかな増減があるものの、「例年と同水準」であり、特に変化は見られないとしている。
20年度に完成した500万円以上の工事と、150万円以上の工事系委託の成績評定結果を集計した。
工事件数は873件で、前年度に比べて53件増えた。平均点を過去2カ年と比較すると、18年度比で0・2ポイント上昇。19年度比では0・3ポイント上がった。
「500万円〜2000万円未満」の工事を見ると、「75〜79点」の層が全体の50・2%を占めた。「2000万円以上」の工事は、「80点以上」が全体の44・5%(19年度比4・2ポイント増)を占め、最も高い割合となった。
全体で見ると、「80点以上」が19年度と比べ2・5ポイント増の36・4%となった。
最高点は92点(2件)で、ともに県西土木事務所小田原土木センターの発注工事。勝俣組(箱根町)が施工した「令和元年災害復旧工事(県単)令和元年度道路災害防除工事(県単)令和2年度道路災害防除工事(県単)令和2年度道路補修工事(県単)合併」(国道138号、箱根町仙石原地内)と、西村組(真鶴町)が施工した「令和2年度急傾斜地崩壊対策工事(公共)当初81号その1」(道中地区、湯河原町宮上地内)。
〜工事系委託 70〜79点が7割超〜
工事系委託の件数は825件で、前年度と比べ117件増えた。過去2カ年と比較すると、平均点は18年度比で0・2ポイント上昇、19年度比では0・5ポイント下がった。「150万円〜2000万円未満」「2000万円以上」とも、「70〜79点」の層が最も多かった。
最高点は、日本エンジニアリング(横浜市中区)が担当した横浜川崎治水事務所発注の「令和元年度河川改修工事(県単)61―1 中村川親水施設基本設計業務委託」(二級河川 中村川、横浜市中区石川町地先)で90点だった。提供:建通新聞社