近畿地方整備局は、京都市左京区の国立京都国際会館について、展示施設を増築し拡張する。令和3年度に新規事業化、約52億円を投入する計画。事業完了は令和7年度を予定。
国立京都国際会館を巡っては、文化庁の京都移転や大阪・関西万博を契機とした国際会議の増加が見込まれることから、展示施設を拡張するため、国立京都国際会館展示施設(U期)として令和3年度に新規事業化した。
事業主体は近畿地方整備局。事業箇所は京都市左京区岩倉大鷺町422でT期施設の隣接地に建設する計画。敷地1万5600uにU期としてSRC造2階建、延約4900uを増築する。2000uの展示ホールなどを収容する。
令和3年度〜4年度に設計を行い、令和5年度〜7年度に工事を進め、令和7年度の完了を目指す。
新規事業採択時評価の試算によると、初期費用として建設費(合計)は51億8674万2000円を見込む。計画建物に約48億円、関連改修に約4億円。
近畿地方整備局は9日、国立京都国際会館展示施設増築設計業務を公募型プロポーザル方式で公告した。WTO対象。
業務内容は国立京都国際会館展示施設の増築設計(基本設計、実施設計及び数量積算業務)を行うもの。
履行期間は令和5年3月3日まで。
主な参加資格は、▽近畿地方整備局(港湾空港関係を除く)における令和3・4年度建築関係建設コンサルタント業務に係る一般競争(指名競争)参加資格の認定を受けていること▽建築士法第23条の規定に基づく一級建築士事務所の登録を行っていること等。
説明書等の交付、参加表明書の提出は7月19日まで。技術提案書の提出は9月14日まで。
国立京都国際会館展示施設増築設計業務の委託契約の相手方とは、国立京都国際会館展示施設増築設計その2業務(設計意図伝達業務)を随意契約で締結する予定。
担当部局は近畿地方整備局総務部契約課契約第二係(рO6−6942−1141)。