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日刊建設タイムズ社
2021/07/12

都【千葉】計道鷺沼線を新設/22年3月の都決告示へ/21年度第1回都計審で示す/習志野市

 習志野市は9日、2021年度第1回都市計画審議会を市役所5階小委員会室で開催し、延長約470m・幅員16mの都市計画道路3・4・24号鷺沼線を新設する方向性を示した。20年8月策定の都市計画道路等見直し方針に基づく都市計画道路3・4・9号谷津鷺沼線の線形・幅員の変更および、都市計画道路3・4・11号大久保鷺沼線の終点・延長・名称の変更とともに、22年3月の都市計画決定告示を予定している。
 議題は▽都市計画道路の変更等▽立地適正化計画策定に向けた取り組み▽生産緑地地区の変更――だった。
 鷺沼線は、谷津鷺沼線と交差する鷺沼4丁目を起点、国道14号などと交差する鷺沼5丁目を終点として計画されている。
 また、谷津鷺沼線は線形を変更するとともに、幅員を現計画の16mから19mに拡大。
 大久保鷺沼線に関しては終点を鷺沼5丁目から鷺沼台4丁目に変更することに伴い、延長を約2320mから約870mに短縮し、名称を大久保鷺沼台線とする。
 都決告示までのスケジュールは▽8月=住民説明、関係機関協議▽9月=県との事前協議▽10月=案の概要縦覧▽11月=公聴会(公述申し出があった場合)▽12月=案の縦覧▽22年1〜2月=都市計画審議会における審議――となっている。
 また、都市計画道路の変更等に伴い、沿道などの用途地域の変更を行う方針。
 
 立地適正化計画は22年度末策定
 
 立地適正化計画に関しては今後、都市計画審議会への素案の報告やパブリックコメントなどを経て、案を作成。22年度には、案に関する都市計画審議会からの答申を受け、事前周知などを行い、年度末の計画公表を目指す。
 現段階では、市の現状と課題の分析結果に基づき「コンパクトな市街地に都市機能が集積し、公共交通ネットワークが充実しているという、市の強みを今後も維持していく」との方針を打ち出す考え。
 都市づくりの目標として▽支え合い・活気あふれる「健康な都市」▽育み・学び・認め合う「心豊かな都市」▽安全・安心「快適な都市」――を掲げ、まちづくりの方針と施策・誘導方針を設定する方向。
 健康な都市と心豊かな都市の実現に向けて「多世代の暮らしや学び・交流・健康のアクティビティを支える高密度・高機能なコンパクトシティの形成」を図る。具体的には、広域拠点として津田沼駅・新津田沼駅周辺、また地域拠点として谷津駅周辺、新習志野駅周辺、京成津田沼駅周辺、京成大久保駅周辺、実籾駅周辺を設定し、まちづくりの方針について鉄道の利用促進・駅周辺の移動円滑化、ハミングロードの整備、幹線道路未整備区間の整備を挙げている。
 また、快適な都市に関しては「市の地勢や都市形成に対応した防災まちづくり」を推進。具体的には、谷津近隣公園、市役所、習志野緑地、東消防署を防災拠点として位置付け、谷津駅周辺の浸水時および高潮浸水区域における円滑な避難体制の充実と、土砂災害特別警戒区域などへの即地的な対応を定めるとした。
 生産緑地地区の変更の内容は、4地区の廃止と1地区の一部追加だった。k_times_comをフォローしましょう
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