建設新聞社
2021/07/07
【東北・山形】山形市が旧大沼本店エリア再開発へサウンディング調査
山形市は、旧大沼本店および市立病院済生館を中心としたエリアの再開発案を民間から募集するため、サウンディング型市場調査を実施する方針を示した。12日に実施要領を公表し、10月〜12月に対話形式で意見を募集。来年2月ごろに調査結果を公表する見通しだ。
山形市七日町1丁目地内の百貨店・大沼本店は、2020年1月に自己破産し、同年12月にRC・S造地下1階地上9階建て、延べ1万8153・37平方bの建物を競売で市の外郭団体である山形市都市振興公社が取得している。
市は、旧大沼本店および改築を計画している市立病院済生館の周辺一帯の七日町1丁目エリアを中心市街地活性化の核となる区域に位置付け再開発を検討している。具体的な再開発案を検討するにあたり、民間事業者との意見交換などを経て、再開発や施設の利活用に対するさまざまなアイデアや意見を募集する考え。募集した意見は今後の再開発の検討材料とする方針だ。施設の利活用方法について市の担当者は、「商業施設と限定せず幅広い意見を募集したい」と話していた。
提供:建設新聞社