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建設新聞社
2021/07/07

【東北・福島】戸田JVが受託候補者/会津若松市がECI方式の市庁舎整備

 福島県会津若松市は、施工予定者技術協議方式(ECI方式)を採用した市庁舎整備事業で、施工予定者となる実施設計技術協力および調査業務の選定を公募型プロポーザルで進めた結果、戸田建設・共立土建・弓田建設JVを受託候補者とした(本紙調査)。
 プロポーザルの参加者は大成建設・南会西部建設コーポレーション・東北入谷まちづくり建設JV、竹中工務店・会津土建・秋山ユアビス建設JVと受託候補者の3JVだった。
 3JVとも4月28日の1次審査を通過し、2次審査として6月12日のVE提案に対するヒアリング、7月4日には技術提案書に対するプレゼンテーションを行い、6日付で参加者に審査結果を通知した。なお、次点は大成建設JVだった。
 近く最優秀者と業務委託契約、基本協定書、三者協定書を締結し、契約後に審査結果を公表する予定としている。
 設計者(基本・実施)は梓設計・白井設計JV、CM業務は三菱地所設計が担当しており、本業務では実施設計の技術協力として、設計全般の技術検証、施工実施方針・施工計画の検討、コスト管理の支援を行う。業務委託期間は契約締結日から2022年10月31日まで。
 施工地は会津若松市東栄町246ほか地内。新庁舎としてRC造7階建て、延べ1万1869・9平方bを新築し、既存庁舎であるRC造4階建て、延べ1852・84平方bの旧館は免震レトロフィットを採用し保存改修するほか、旧館の一部であるRC造4階建て、延べ678・86平方bを解体する。22年11月から工事に関する契約条件などの確認、仮契約・本契約を経て着工し、25年3月17日に工事完了を予定している。
 業務委託料限度額は2293万7000円、工事費限度額は49億0800万円としている。

 提供:建設新聞社