福島建設工業新聞社
2021/07/07
【福島】可能性調査へプロポ公示/坂下ダム小水力発電等
福島県大熊町はゼロカーボンビジョンに基づき、農業用水供給を担う坂下ダムにダム水利を活用した小水力発電、敷地内に太陽光発電設備の導入を計画し、7日付で事業実施に向けた可能性調査業務の公募型プロポーザルを公示した。提出期限は参加資格確認申請書が21日、企画提案書が8月2日、同5日に審査会(プレゼンテーション)を行って同12日以降に優先交渉権者を決定する。
参加形態は単独企業か共同企業体。参加要件は過去に小水力発電の導入か可能性調査を行った実績など。
企画提案では、町復興計画やゼロカーボンビジョン等の関連計画、人口動態や新電力会社設立など、町の復興状況との関連性を踏まえ、発電設備の設置手法や現状に適した送配電手法などについて求める。
評価項目は@業務体制(10点)A小水力電力の検討(10点)B太陽光発電の検討(5点)C電力送配電に必要となる調査(5点)D地域理解(5点)E総合評価(5点)。
業務は@小水力発電導入検討A太陽光発電設備導入検討B電力送配電の調査、検討C基本設計必要図書の作成―など。履行期間は2022年3月15日。委託費上限は1210万円(消費税込)。
問い合わせはゼロカーボン推進課まで。