徳島県は、県道由岐大西線の色面バイパス整備で「色面トンネル(仮称)新設事業」に着手する。2023年度までの3カ年で施工し、事業費に12億円を見込んでいる。現在、実施設計を四国建設コンサルタント(徳島市)で進めており、今後、地元協議などを経て、年度内の着工を目指して発注準備を進める。
トンネルは延長220b、2車線(幅員3・5b×2)で計画。今後、準備工として北側坑口付近の法面工などの土工を9月までに発注する予定。バイパス周辺一帯の水門調査(湧水、井戸など)は完了している。
色面トンネルは、県道由岐大西線と福井椿泊加茂前線(北棚田の農協施設付近)を結ぶ延長約1`の色面バイパスの中央付近に整備する。
道路部分は、本線620b、取付道路120bで、プレキャストボックス、重力式擁壁、モタレ式擁壁、平面交差点1カ所で構成。詳細設計を和コンサルタント(徳島市)で完了している。地質調査(トンネル部分と道路)はニタコンサルタント(同)、用地幅杭設置や仮BMなどの測量はエス・ビー・シー(美馬市)が担当した。
提供:建通新聞社