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　福井市在住の吉田新内氏（８４　今市）と、岩上博二氏（６６　和田中１丁目）の２人が共同し、県に対し、マスク計５万枚を寄付した。５日、両氏が県庁を訪ね、中村保博副知事に目録を手渡しした。
　受領した中村副知事は、感謝の言葉を述べ、「大変な量のマスクを頂き、ありがとうございます。コロナ感染防止と、地域経済の活性化へ県では現在、マスク会食を進め、お店に配布させて頂き、積極的な防止策に役立てていきたい」と、お礼の気持ちを表わした。
　県地域福祉課によると、寄付贈呈されたマスクは、これで累計７５万８３５２枚（不織布で個包装）となった。寄贈者には、企業や団体からが多く、個人からは少ないという。今後は、マスク推奨店（県内飲食店約３３００店）の求めに応じ、すばやく配布していきたい考え。２人に同行し、吉田恭平氏（新内の代表取締役社長）と、岩上元紀氏（建昇の取締役副社長）も、受領式に参加した。
　県内では、４・５月の２カ月間で、確認された陽性者の４５１人中、マスクなしの会話や、飲食を通じた感染と推定されるケースが約８３％。このうち約２５％が飲食店等で、食事中のマスクなしの会話によるものと考えられている。