6月定例県議会は最終日の5日、新型コロナウイルスのワクチン接種などを盛り込んだ総額80億8000万円の補正予算などを可決、同意して閉会した。補正後の一般会計予算総額は3696億5600万円。
補正予算は新型コロナウイルス対策に23億6100万円、デジタル化の推進に5100万円。公共事業は国認証増に伴い、岩美道路や倉吉関金道路の地域高規格道路に13億円など40億8700万円を追加した。
主な事業は、山陰旋網漁業協同組合が建設する境港水産物直売センターの駐車場とトイレ整備に760万円を補助(事業費4600万円)。世界的な木材不足による価格高騰「ウッドショック」で、県内製材事業者への支援に2000万円、県民文化会館の屋根漏水対策は工事費5000万円。そのほか、災害対策基本法の改正を踏まえ、北条川の浸水予測システムの開発などに1000万円を補正した。
また、10日に任期満了を迎える野川聡副知事(62・1期)の後任に、亀井一賀総務部長(57)を充てる人事に同意した。任期は11日から4年間。
日刊建設工業新聞