東近江市都市整備部都市計画課が5月20日に実施要領を公表し、現地見学会を経て6月18日まで参加申込を受け付けた「(仮称)日清紡能登川工場跡地再開発事業に係るサウンディング型市場調査」には、6者が参加を申し込んだ。
今月8日から30日までサウンディングを実施、追加対話を必要に応じて実施し、調査結果を8月中旬に公表する予定だ。
サウンディング型市場調査は、公的不動産である日清紡能登川工場跡地(東近江市土地開発公社が購入した土地約3700平方b)に、民間事業者のノウハウを活かした駅前にふさわしい都市拠点を形成する施設(都市化促進施設)を誘致するにあたり、民間事業者等との対話を通して、事業用地の魅力や利便性の向上を図ることができる実現性の高いアイデアやノウハウなど、用地活用の手法を募集するとともに、実現に向けた課題等を把握することが目的。
今回の調査で提案された事業内容等により、早期の段階で事業化が見込める提案については、事業化に向けた検討を進め、活用方針の策定、公募要項等の策定などを進め、今年度中にも事業者の選定へと進める予定となっている。
今回のサウンディングへの参加対象事業者は、提案を行ない、かつ実行する意思のある民間事業者、NPО法人等の法人、個人事業主、各種団体などとなっていた。
サウンディングの項目は、▽事業内容(手法、収益モデル、利用者層など)、▽近隣事業者との連携、▽事業化・施設運営上の課題、▽周辺地域との連携など地域貢献に対する考え方、▽市に期待する支援や配慮を希望する項目―など。
なお、現在、日清紡ホールディングス鰍ェ土地賃貸している近隣の商業施設等(スーパーマーケット、酒屋、ホームセンター、衣料品店、金融機関、ホテル、レンタルビデオショップ、ドラッグ販売店等)と重複する提案は不可となっている。
提供:滋賀産業新聞