福井県コンクリート診断士会(山川博樹会長)は6月25日、21年度の定期総会をオンラインで開催し、20年度の事業報告・決算、および21年度の事業計画・予算案を原案通り、すべて了承した。
設立18年目を迎え、正会員数が前年度に150人に到達した(東京士会に次ぐ規模で、人口10万人当たり登録者数5年連続全国トップ)。
21年度事業計画によると、地域を支え、コンクリート診断士の継続教育として、現場見学会や技術交流会など8回ほど開催予定。地域密着型の地域貢献活動として、地元自治体に対する技術支援や協働、県道路メンテナンス会議支援・連携。地域のコンクリート構造物の現状や維持管理の重要性を伝える活動として、フクイ建設技術フェア出展や、オープンセミナー開催など。地域を中心とした信頼のネットワークの構築へ、日本コンクリート診断士会への参画や、他地区の診断士会との交流、インフラメンテナンス国民会議(国土交通省)への参画等を行う。
【20年度実施事業】
■研修会
・第111回 技術交流会〜会員によるコンクリート診断等の事例発表
・第112回 福井県橋梁定期点検マニュアル改訂の研修会
・第113回 小子馬巣谷橋床版取替工事 見学会
・第114回 小舟渡橋&宮前川鉄道橋 現場見学会
・第115回 足羽川ダム現場見学会
・第116回 オープンセミナー 多発する自然災害、これから求められる技術者の使命と役割
・第117回 鉄道構造物の検査・診断に関する研修会(判定会議)
■行政への協力・支援
県道路メンテナンス会議主催の研修会へ協力支援(学生向け現場学習会の開催)
■地域鉄道会社への協力支援
・鉄道施設の検査・診断等の支援に関する協定締結
・えちぜん鉄道の鉄道橋検査結果判定会議
■コンクリート診断士受験者のための支援
■日本コンクリート診断士会への協力支援 石川裕夏幹事が理事として参画
■北陸インフラ総合連絡会議への協力支援