妙高市は1日、公募型プロポーザル方式で選定を進めていた朝日町1丁目381−1他地内「妙高市新図書館等複合施設建設設計業務委託」について、最優秀提案者に佐藤総合計画を、次点者には梓設計を特定したと発表した。今後、契約締結に向け協議を行う。
6月25日に実施されたプレゼンテーションおよびヒアリングには、この2者を含む県外の業者計4者が参加した。
佐藤総合計画の提案については、豪雪地域である市の風土・気候に裏打ちされた建物の形状、雪処理に関するリアリティーある対処方法、にぎわいの空間から静かな空間までの立体的なゾーニングとつなげ方、妙高の風景を体感できる空間的工夫などが、「より現実性がある提案」として高評された。
業務内容は新図書館等複合施設の建築設計(基本設計、実施設計)、構造設計、電気設備設計、機械設備設計、外構工事設計、いきいきプラザ解体工事設計および跡地整備設計、情報環境に関する計画業務、積算などとなっている。
新施設は「図書館機能」「子育て支援機能」「生涯学習機能」「市民交流機能」を備えた各施設から成る。建設場所は市役所前交差点脇の区画(市役所向かいの敷地面積約4300平方メートル)。主な設計条件は、構造をRC造、SRC造、S造とし、一部にPC構造を取り入れることも可。また、階数は3階以下で地階は想定していないが、部分的な地下利用は可。延べ面積は約2540平方メートルとする。建設場所は市役所前交差点脇の区画(市役所向かいの敷地面積約4300平方メートル)。想定事業費は15億7000万円以内(消費税等を含み、いきいきプラザ解体工事費は含まない)としている。
契約限度額は1億4000万円以内(消費税等含む)。履行期間は22年6月30日まで。