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建通新聞社(中部)
2021/07/01

【岐阜】白谷の砂防堰堤群 第7,8号を新設 国交省神通川砂防

 国土交通省神通川水系砂防事務所は、白谷(高山市奥飛騨温泉郷平湯地先)の砂防堰堤群について、第1号堰堤の改築と、第7号、第8号の新築を計画している。改築は現在工事を進めている。新設の着工年度は未定だ。白谷の上空写真。流域は火山噴出物に覆われている(提供/国交省神通川水系砂防事務所)
 白谷では、土砂災害が頻発している。流域には、福地温泉街などの観光地、幹線道路や広域物流ネットワーク(国道471号)があるこれらの施設を保全するため。堰堤群の整備は1988年に直轄砂防事業として着手。今までに、6基の砂防堰堤を整備した。
 改築を進めている第1号砂防堰堤は、1993年に完成した。堤高は13・5b、堤長は124bとなっている。透過量を増やすため鋼製のスリットを設置するもので、21年度は左岸の腹付と袖部分のかさ上げを行う。22年度以降に、右岸腹付とスリットをつけていく計画だ。今後、7号砂防堰堤と8号砂防堰堤の整備を進める。早期の事業完了を目指している。

提供:建通新聞社