県土整備部は2020年度補正の執行状況(5月末現在)をまとめた。昨年度末から5月末にかけて工事と委託を合わせ82億円を発注し、執行率は70・1%となった。今後6月末現在の数値をまとめるが、例年通りに推移すると80%前後に達する見通し。
同部20年度補正は政府第3次補正を活用して「1月臨時補正」として編成。岩美道路15億円や倉吉関金道路5億円のほか、橋梁の長寿命化など道路メンテナンス事業、河川の河道掘削なども取り込んである。
執行ベースでは工事費98億9200万円、委託費18億3400万円など総額119億円を確保。昨年度末を中心に執行を続けている。
5月末現在の集計では、工事費68億5100万円(104件)69%、委託費13億6400万円(98件)74%を執行した。
6月以降の執行残は工事費30億円、委託費4億7000万円。同部技術企画課では「執行については各事務所が地域の実情に応じて発注している」と話している。
日刊建設工業新聞