高山市は、三岩橋を含む5橋の長寿命化工事を計画しており、詳細設計を進めている。いずれも2022年度以降に工事を発注する計画だ。
5橋の概要は次の通り。
<三岩橋>
1級河川・大八賀川に架かる。上部工は単径間のRC床版鋼桁。橋長は18・5b、幅員は3・9b。橋台は重力式。1970年に架設した。主桁と横桁が腐食し、防食機能も劣化している。伸縮部に漏水もみられるという。設計は三進高山支店が進めている。
<不動橋>
1級河川・宮川に架かる。上部工は8径間の木単純桁。橋長は55・0b、幅員は2・1b。橋台は不明、橋脚は壁式。62年に架設した。床版と地覆と高欄が腐食している。設計はメイホーエンジニアリング高山支社が進めている。
<神通橋>
1級河川・無数河川に架かる。上部工は2径間のPC床版。幅員は、25・0b、幅員は3・7b。橋台は壁式、橋脚は重力式。60年に架設した。橋台と橋脚、路面に剥離、鉄筋露出がみられるという。設計は興栄コンサルタント高山支店が進めている。
<ヲソブ橋>
普通河川・ヲソブ谷に架かる。上部工は単径間の非合成単純鈑桁橋。橋長は23・4b、幅員は6・5b。橋台の構造は不明。75年に架設した。主桁と横桁の腐食、防食機能の劣化、床版に漏水がみられるという。設計は飛州コンサルタント(高山市)が進めている。
<瀬ノ上橋>
1級河川・秋神川に架かる。上部工は2径間のPC単純T桁。橋長は53・4b、幅員は5・0b。橋台は重力式、橋脚は壁式。74年に架設した。 主桁と橋脚にひび割れがあるという。設計はイビソク高山支店が進めている。
提供:
建通新聞社