「awa アワー project(徳島文化芸術ホール(仮称)整備事業)」の事業者選定で徳島県は、6月14日に締め切った1次審査参加表明書について、28者(設計者)の参加を承認したことを明らかにした。6月21日〜7月9日に1次審査書類を受け付けた後、7月16日に1次審査を行い、選定設計者を5者程度選んで公表する。2次審査は「設計および施工を担う共同企業体(選定設計者を含む者)」からの参加表明書を7月16〜8月16日、2次審査書類を8月23〜9月9日に受け付け、9月18〜19日に2次審査を行って優先交渉権者を決定する。
1次審査では、基本構想を含めた技術提案書を審査し、5者程度の設計候補者を選定する。2次審査は、具体的な施工計画・コスト管理計画などを含む技術提案書を審査する。審査は、建築を小泉雅生、妹島和世(審査委員長)、中山英之、舞台芸術を津村卓、眞野純、音楽を板東久美、地域づくりを松重和美の各氏が担当する。
徳島文化芸術ホール(仮称)は、新ホールとして大ホール棟とコモン棟(第1工区)、小ホール棟(第2工区)、付属施設として駐車場、駐輪場、外構(第3工区)を建設する。敷地面積は1万9004平方b。指定建ぺい率100%、指定容積率400%。整備事業費は、設計と工事監理などが11・5億円、工事(地盤改良、外構、駐車場含む)が194億円。
優先交渉権者は9月下旬から見積もり合わせを行い、10月上旬から基本設計、実施設計と進める。着工は2023年4月。大ホールの開館は26年8月、小ホールの開館は27年3月を予定。
公募型プロポーザルに伴う応募要項は6月7日までに一部改訂し、第1回質問に対する回答(県の回答の要旨は表参照)を同日に行った。第2回質問に対する回答は同月28日に行う。
提供:建通新聞社