トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2021/06/29

【京都】堀川通機能強化へ計画策定など 赤羽国交相に門川市長が要望

 京都市の門川大作市長は28日、赤羽一嘉国土交通大臣とWEBで面談し、国への要望を行った。
 主な要望内容は、▽経営危機に直面する市バス・地下鉄事業に対する支援▽堀川通の機能強化(バイパス整備等)に向けた早期の事業計画策定、京都南ジャンクション(仮称)などの着実な推進▽持続可能な住民主体の運送サービスに向けた安定的な支援など。
      ◇      
 堀川通(国道1号)を巡っては、京都府、京都市が交通円滑化に向け、横断歩道や車線・交差点の改良、新たなバイパストンネルの可能性などの調査をこれまでに国に要望。国土交通省(近畿地方整備局京都国道事務所)は、国道1号堀川通で交通円滑化に向けた調査を実施している。
 また近畿地方整備局は今年4月公表の「防災・減災、国土強靱化に向けた道路の5か年対策プログラム(近畿ブロック版)」において、国道1号堀川通は「計画段階評価着手に向けた調査を推進」とした。
 西日本高速道路梶iNEXCO西日本)が計画する(仮称)京都南ジャンクション事業は、高速道路を立体交差させるジャンクションを設置することで、都市計画道路油小路線(第二京阪道路)と名神高速道路を接続することにより、自動車専用道路網を強化するもの。第二京阪道路沿いに立体交差のための構造物及び料金所、名神京都南IC付近に立体交差のための構造物を設置する。事業着手後、令和10年度の完成を目指す。
 なお、令和2年11月開催の第72回京都市都市計画審議会において、京都南ジャンクション事業に関連して、京都都市計画(京都国際文化観光都市建設計画)道路の変更について(京都市決定)(1・4・7号油小路線の変更)を審議し、原案通り承認した。主な変更は「京都市伏見区竹田青池町地内」に「ジャンクションを設け名神高速道路と接続」に変更した。