水貫川排水機場(米子市皆生新田)の本体工発注で県土整備部は28日、落札決定に「簡易評価型総合評価」を採用する方針を固めた。当初、技術提案型を検討していたが一転し、通常の簡易評価型を適用する。30日にも調達公告する。
排水機場本体工の工事内容は、吸水槽コンクリートボリューム2092立方b、吐き出し水槽コンクリート270立方bで構成されている。
入札方法について、同部は「難しい工事に変わりはない」(河川課)としつつ、米子県土と相談した結果「特殊な工法もなく、技術提案を求める項目が少なさそう」(同課)と技術提案型の見送りを決めた。
工事費5億円の大型工事は、県内土木一般A級2社JVが施工形態。JV代表者は格付け点数1260点以上が条件で、同種工事に排水機場工事ほか、水門、堰などの施工実績を認める。
同部は今後、29日中に公募条件を正式に決めた上で翌30日に公告し、7月26日ごろ開札する。工期は2カ年債務負担行為の465日間。落札者には21年度に請負額の65%、22年度に同35%を総合評価「受注額」に加算する。
日刊建設工業新聞