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日刊建設タイムズ社
2021/06/25

【千葉】複合施設の設計業務公告/君津市の旧秋元小学校/来月1日まで参加受付

 君津市市民環境部清和地区拠点施設整備推進室は24日、「旧秋元小学校複合整備事業基本設計・実施設計業務委託」の一般競争入札を公告した。同事業では、旧秋元小学校(西粟倉35)の施設を改修し、清和公民館、清和行政センター、清和保育園、避難所機能を複合化するとともに、地域住民などから提案のあったカフェ、マルシェ、コワーキングスペースなどの機能を併せ持つ施設を整備する計画。基本・実施設計業務の委託期間は2022年3月15日まで。予定価格、最低制限価格は事後公表。22年度に工事を実施し、23年4月の供用開始を目指す。
 参加資格申請は7月1日まで受け付ける。資格確認通知書を同月2日に発行し、同月16日に開札する。入札参加資格は、資格者名簿に市内に本店もしくは支店・営業所が登載されている者、または木更津市、富津市、袖ケ浦市に本店が登載されている者で、11年度以降に、国または地方公共団体が発注した1棟の延べ面積が1000u以上等の要件を満たす公共建築物の改修設計業務または新築設計業務を元請けとして受注し、完了した実績を有する者、など。
 対象となる建物は、管理教室棟(RC造3階建て1983u)、屋内運動場(S造平屋建て594u)など。導入機能は、公民館、行政センター、保育園、避難所機能、地域住民などから提案のあった地域活力創造機能。
 公民館および行政センターは、管理教室棟の1階から3階に配置。災害時のエネルギー供給等のため、太陽光発電システム、非常用自家発電機などを導入し、3日間程度は通常時と同様に給電可能とする。床面積は約1290uを予定。
 保育園は、管理教室の1階に配置し、定員20人とする。他施設との境界に入退出セキュリティを設け、園児の安全・安心を確保。また、既存プールを解体し、園庭を整備するとともに、調理室棟(調理室、検収室、食品庫、更衣室)を増築する。床面積は、増築する調理室棟を除き約280uを予定。
 避難所については、屋内運動場を避難者受け入れスペース、管理教室棟の一部(194・2u)を特別な配慮が必要な者などの受け入れスペースとし、管理教室棟2階の多目的室を緊急時の地区拠点班として機能できる計画とする。
 地域提案機能等については、清和地区で開催したワークショップや地域アンケートなどによりカフェ、マルシェ、情報発信コーナー、スタジオ、オフィス空間などの提案を受けたが、地域準備会での議論などを踏まえ、基本設計において精査する。
 事業費については、基本計画で約11億円(建築工事約5億4769万円、電気設備工事約2億1065万円、機械設備工事約2億6400万円、外構工事約7125万8000円)と試算した。
 施設整備にあたっては、20年度に基本構想、21年度には基本計画をまとめた。計画の策定業務は荒井設計事務所(君津市久保4―4―20)が担当。秋元小学校は、三島小学校との統合に伴い20年3月に閉校となった。k_times_comをフォローしましょう
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