全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　富山県トラック協会は２２日、第５９回県トラック運送事業者大会（第５６回陸上貨物運送事業労働災害防止大会）を、富山市のホテルグランテラス富山で開き、事故防止や働き方改革の推進などを決議した。
　冒頭、あいさつに立った綿貫勝介会長は、「大切な荷物を安全、迅速かつ正確に輸送する重要な使命を担っており、輸送の安全確保と交通事故防止は最大の責務。会員事業者が一丸となって安全・安心な輸送サービスの提供を目指し、ドライバーの安全意識と運転技術のさらなる向上に努めるとともに、事業用自動車総合安全プラン２０２５の目標達成に向けて交通事故防止対策を強力に推進する。死亡災害の撲滅と労災減少にも引き続き積極的に取り組んでいく」と述べ、課題解決へ協力を求めた。
　続いて、来賓の蝶名林幸雄富山運輸支局長、富山労働局の小林順一労働基準部長（局長代理）、船平智之県理事・商工労働部次長（部長代理）、前田幹二県警交通部長が祝辞を述べた。
　大会決議には、▽改正貨物自動車運送事業法への適切な対応▽働き方改革の実現▽適正な運賃・料金の収受▽人材確保対策▽交通・労災事故の防止、環境・省エネ対策▽新技術を活用した物流の効率化等▽適正化事業の推進―など１０項目を盛り込み、満場一致の拍手で採択した。
　表彰では、全日本トラック協会長表彰状を優良事業所の中越ロジスティクス、優良従業員２名に伝達。県トラック協会長表彰は、安全無事故事業所４１事業所、優良運行管理者３名、優良永年勤続従業員４６名、優良無事故運転者５６名、労働災害防止優良従業員１名となった。