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建設新聞社
2021/06/23

【東北・秋田】秋田市が7月上旬に卸売市場再整備の基本構想プロポ

 秋田市は、再整備する卸売市場の基本構想のプロポーザルを7月上旬から開始する方針を開会中の6月市議会で示した。委託期間は9月上旬から2023年3月まで。
 卸売市場は、同市外旭川待合28地内の敷地13万9520平方b内に建つ。建物はRC造またはS造で、延べ4万5940平方b。花き棟、青果棟、水産棟、管理棟などの施設がある。
 計画では現施設の3分の2程度の規模を想定し、ICTなどを活用して機能的向上を図る。建設場所は現在地を含む周辺地域。
 基本構想では、市場の在り方と経営戦略、設置・運営主体、再整備の方法や範囲、規模、必要な施設の機能、スケジュールをまとめる。6月下旬にプロポーザル審査委員会で要綱を設定し、7月上旬から下旬まで公募。企画提案書の提出期限を8月下旬とし、9月下旬に契約する。
 6月補正予算案で、卸売市場再整備基本構想策定として、2カ年の債務負担行為を設定。中央卸売市場会計で121万1000円(年割額=21年度40万4000円、22年度80万7000円)、公設地方卸売市場会計で145万9000円(同=21年度483万9000円、22年度968万円)を設定している。
 また、安定した市場運営を図るため、開設者は同市とし、公設公営や公設民営を基本とする予定。民間事業者から広く提案を求める「サウンディング型市場調査」によるPFI方式などの導入可能性についても検討するとしている。
 なお、市場を含む周辺の外旭川地区は、AIやICT技術を活用したまちづくりに取り組む同市のモデル地区に指定され、スタジアムの建設候補地にもなっている。同市は先月、市役所内全課の部局長21人で構成する「外旭川地区まちづくり庁内検討委員会」(委員長・石井周悦副市長)を立ち上げた。

 提供:建設新聞社