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　横浜市経済局は中央卸売市場の機能を維持するため本場青果部の再編整備を進めており、２０２１年度は第１工区の「Ｆ２棟」と「Ｆ３棟」の増築に着手する。現在建築工事の施工者選定で入札手続きを進めており、順調なら近く落札者を決め、市会承認を得て工事を開始する。第２工区の「Ｆ１棟」増築は23〜24年度に実施する。
　増築工事はまずＦ２棟、次にＦ３棟の順に建設する。Ｆ２棟の規模は鉄骨造２階建て延べ３８００平方�b。用途は荷捌所と冷蔵保管庫、積込所など。21〜22年度に建設し、完成後の22〜23年度にＦ３棟を増築する。Ｆ３棟は鉄骨造２階建て延べ５４００平方�b。荷捌所と低温荷捌所、屋上に駐車場を整備する。両棟とも既存の青果棟と接続する。
　続く第２工区は、23〜24年度の２カ年でＦ１棟を建設する。規模は鉄骨造３階建て延べ５４００平方�b。用途は低温荷捌所と冷蔵保管庫、加工所などで３階が事務室となる。Ｆ１棟も既存の青果棟に接続し、完成後は既存青果棟と増築３棟、市場センタービルなど全体が一体利用できるようになる。
　建設地は神奈川区橋本町１他。
　設計は大建設計（横浜市中区）が担当。

〜近く解体発注〜

　Ｆ２棟の建設場所にある「北買荷積込所」建物は、近く解体工事の施工者を選定し約４カ月間で除却する。所在地は神奈川区山内町１他。
　このほか既存の青果棟の改修では、施設規模拡大に備える受変電室増設工事が近く完了する。施工担当は建築が明誠建設（横浜市南区）、電気設備が神電設備工業（横浜市保土ケ谷区）、受変電設備がシンデン・矢口ＪＶ（横浜市西区）。提供:建通新聞社