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建通新聞社
2021/06/22

【大阪】大阪府 箕面森町大規模府有地活用でMS

 大阪府が事業主体としてまちづくりを進めている箕面市の北部丘陵に位置する箕面森町で、府は施設誘致地区の第3区域に隣接する森林ゾーン内の大規模府有地の有効な活用方法を探る。平地部分の面積は約2万5000平方bで、民間事業者に土地を貸し付ける。
 森林ゾーンは、箕面森町の第3区域(施設誘致地区)南西部に位置し、谷地に新名神高速道路などの建設発生土を埋め立てた平地部分とその周辺の山林部分を含む土地(面積約24万4000平方b)。このうち、平地部分の面積は約2万5000平方bで、上下2段(上段約2万1000平方b、下段約4000平方b)に分かれている。
 対象地は箕面市森町西4丁目・下止々呂美。幅員9bの区画道路に接面する。用途地域は商業地域(建ぺい率80%、容積率300%)。地区計画では住宅や風営施設の建築物などの制限がある。
 大阪府は、同地の有効活用に関するサウンディング型市場調査を実施する。事業実施の意向がある民間事業者を対象に事業提案を求め、今回の調査結果を基に官民の役割分担など実現可能性を検証、事業化が可能と判断できれば、民間事業者の貸し付け公募などにつなげる。提案は8月20日まで受け付け、対話を経て、9月ごろに実施結果を公表する。秋以降に貸付公募を開始し、早ければ2022年4月以降、貸し付けを開始する。
 提案内容は@事業内容(業種、活用方法、まち全体の魅力向上への視点など)A土地の貸付形態について(活用範囲、借地期間、定期借地権の設定など)Bその他(課題、規制緩和の提案など)―など。
 箕面森町は1996年から特定土地区画整理事業として大阪府が事業主体となり、まちづくりを行っている豊かな自然環境に囲まれた新しいまち。箕面グリーンロード、新御堂筋で大阪都心部へ直結し、新名神高速道路へもアクセスしやすく交通利便性に優れた立地となる。

提供:建通新聞社