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建通新聞社(中部)
2021/06/22

【三重】御浜町 阿田和保育園移転予定地の既存施設解体を12月

 御浜町は、阿田和保育園の移転に向けて、移転予定地(候補)内にある既存施設の解体工事を12月末までに発注する。また、それに先駆け解体の設計・監理業務を9月末までに委託する。
 移転候補地は阿田和5981ノ3他(=平見地区)の町有地で、現地には廃業したゴルフ練習場の施設が残っている。本年度上半期中にも地元住民らへの説明会を町は開き、移転先を確定したい考えでいる。同敷地内の一部を保育園用地として使用し、その他の用地についても今後、公共施設の設置場所としての有効活用を検討していく。
 現在の阿田和保育園=写真=は約50年が経過し、老朽化が進んでいる状態。地震による津波災害を想定して、より高台への移転を決めた。既存施設の規模は鉄筋コンクリート造平屋898平方b。最大180人の規模で現在は110人が利用している。耐震基準を満たしているため、園舎の再利用も含め跡地利用についてもこれから検討していく。
 保育園の開園時期は今のところ定めていない。順調なら2022年度に造成設計や造成工事、以降、建築の実施設計や本体工事に移る。

提供:建通新聞社