県土整備部は21日、水貫川排水機場の本体工(米子市皆生新田)に「技術提案評価型総合評価」を採用する方向で調整に入った。県内業者向けに発注する土木工事への適用は珍しいケース。同部は「難易度が高い工事」(河川課)との認識を示しており、落札決定に技術提案を反映させる。
排水機場本体工は▼吸水槽コンクリートボリューム2092立方b▼吐き出し水槽コンクリート270立方b―を一括施工する大型の土木工事。工事費は約5億円。
施工形態は県内土木一般A級2社JVとし、JV代表者には格付け点数1260点以上と同種工事実績を求める。
同部は設計書の部内決裁を終えており現在、調達公告に向けて同種工事実績の中身など最終的な詰めの作業に入っている。
技術提案型で求めるテーマには施工計画や周辺環境への配慮などが考えられそう。今後、月内をめどに公告して7月中旬に開札する。工期は465日間。
日刊建設工業新聞