一般社団法人福井県建専連(房川正己会長)の第10回定時総会は、コロナウイルス感染症に配慮し、書面表決され、21年度事業などを原案通り、審議了承している。
重点方針は、安心して使用してもらえる建築物の構築、および経営の安定と従業員を含めた生活基盤の確保を目指す。
責任施工体制を目指す技術集団としては、組織の強化をはじめ、不良不適格業者の排除(法定福利費の確保、業法ガイドラインの遵守推進)、現場環境改善運動を推進する方針。
組合の役割として、施工基本のルールと技能伝承、標準見積書の別枠計上、組合(団体)の提案力を高める。専門工事業者としての権利・義務を熟知するため、法令勉強会と改正意見提案力を体得。国や県との行政勉強会、協力団体との勉強会を行う。
こだま運動の継続として、アンケート設問へ普段の研究、専門工事業者間契約の適正化、課題の決定と追跡。現場メモ活動の習慣化(現場記録がこだま運動の基礎)を図りたい考え。
業界諸問題への取り組みとしては、週休2日制実施に伴う工期、賃金、入職問題に取り組む。他団体との協議を進める、などとしている。
【21年度の行動計画】
・理事会 偶数月開会 こだま運動継続 法定福利費の実行確保 CCUSの推進活動 原価管理の推進、研究
・活性化委員会 奇数月に開会 理事会討議事項の検討、提案 こだま運動実施計画検討、調査
・勉強会 国(近畿地方整備局建政部) 県との勉強会 協力団体との勉強会(設計監理協会や、建築団体連合会など)
・業界動向、建設施策への要望提案 各勉強会で意見交換会 土木部長との懇談会からの要請
・研究 法定福利費の確保 建設キャリアアップシステムの実施効果検証
・フクイ建設技術フェアに参加 全組合参加 見て、触れて、体験型コーナー
・建設産業ビレッジ 全組合参加 受け入れ態勢づくり