黒部市は6月補正予算案で、旧市役所黒部庁舎跡地で計画の「(仮称)くろべ市民交流センター」整備の継続費を5億1612万4000円増額し、総額を32億円とする。市議会6月定例会の議決後、順調なら7月にも工事公告する構えだ。
当初、3月24日に条件付き一般競争入札で開札したが、電気設備と機械設備で応札があったものの、建築主体に応札がなかったため、すべて中止。建設資材の高騰などから事業費を見直し、不足分を増額した。継続費の年割額は20・21年度が各13億3564万6000円、22年度5億1691万6000円、23年度1179万2000円とする。
建設規模はRC造4階建て延べ7160平方メートルで、アルミ建材を活用した外観とし、窓の外側に大小のアルミパイプを二重に配置。中央に吹き抜けを採用し、1階にラウンジや上階のサテライト企画・展示など、2階に会議室や音楽スタジオ、調理スタジオ、3階に児童図書や子育て支援スペース、4階に図書館を配する。実施設計は佐藤総合計画が担当。