愛媛県の2020年度公共事業費として予算計上された1634億0500万円(前年度繰越額を含む)に対する年度末(3月末)の契約額は1240億5200万円で、契約率は75・9%となっている=。前年度同期比では契約額で56億3100万円増加したものの、契約率で3・0ポイント低くなっている。契約率の低下は新型コロナ関連予算の計上などに伴うものだが、県によると新型コロナによる執行の遅れなどの影響は特段なく、例年並みの執行状況で推移しているとしている。
公共事業予算計上額は、19年度の繰越額と20年度当初・補正予算を含む普通会計(一般会計と特別会計)、企業会計を合わせた県全体の総額。
20年度公共事業予算額は、前年度より133億9800万円増加しており、うち582億2700万円は前年度繰越額。計上額の内訳は補助事業費が1308億2400万円で、前年度同期より81億4900万円増加。単独事業費は325億8100万円で52億4900万円増加している。
20年度末の契約額1240億5200万円の内訳は、補助事業が965億1500万円で契約率は3・8ポイント減の73・8%。単独事業が275億3700万円で0・5ポイント減の84・5%となっている。
一方、契約済み額に対しての支出済み額は、1240億5200万円の契約に対して、588億9800万円で36・0%となっている。
提供:建通新聞社