徳島県は「徳島東部防災拠点施設(仮称)等改修事業(awa臨港プロジェクト)」で、徳島新聞社から土地と建物の寄付を受けた「旧印刷センター」改修工事について、建築をその1とその2(特A級)の2件、設備を電気、管(A級)、空調に分離し、いずれも総合評価落札方式の一般競争で第3四半期に入札する。
発注規模は、建築2件と電気が2億円以上5億円未満、管が5000万円以上1億円未満、空調が1億円以上2億円未満。総事業費は約11億円で、このうち2022年度までの債務負担限度額として7億3350万円を設定している。
既設規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ8720平方b。完成から約23年経過しているが、地下約52bに達する鋼管杭104本、耐力壁、屋上に駐車場のある建物は「十分な強度を確保している」という。敷地面積は7988平方b。
リニューアルにより、災害時には支援物資などの中継地点となる防災拠点として、平時には県民の利便性向上と地方創生の役割を持たせる。工期は約10カ月。所在地は徳島市東沖洲1。
設計はジオ−グラフィック・デザイン・ラボ+泉設計室+構造計画研究所設計共同体(大阪市中央区)が、22年1月31日までの期間で進めている。
提供:建通新聞社