彦根市は、事務所機能を新庁舎に移転し空き施設となる中央町の「中央町仮庁舎」について、テレワークオフィスとしての利活用手法を産官学連携で検討し、今年度に改修し22年(令和4年)4月にオープンしたい考えだ。6月議会に上程した総額8948万円の同事業今年度補正予算案が可決されれば、改修に係る詳細設計を早期に発注し年内にも完了させると共に、改修工事を一般競争入札1本で公告し22年(令和4年)年明けにも着工、年度内の工事完了を目指す。
6月補正で措置を目指すテレワークオフィス整備事業費は、詳細設計委託料228万円、サテライトオフィス利用促進業務委託料390万円、改修工事費7059万円、備品購入費1270万円で構成。改修工事と並行しサテライトオフィス利用促進業務も別途委託する見通し。国の地方創生テレワーク推進交付金を活用するため、改修工事は今年度中の施工から完了を目指す。
「中央町仮庁舎」(中央町2―26)は、古くからの商業区域の商店街に面する、元は保険会社のビルとして建てられたRC造4階建(各フロア約190平方b)の建物を、後に彦根市が買い取り仮庁舎として使っていたもの。5月の本庁舎完成によって空き庁舎となるため、地元産官学で連携し、立地を生かし、テレワーク、シェアオフィス(ブランチ)およびコワーキングスペースとして開設するための構想を進めてきた。
提供:滋賀産業新聞