岐阜県高山土木事務所は、御母衣(みぼろ)ダムに架かる尾神橋を架け替えるため新橋の詳細設計を2021年度内に委託する。詳細な委託時期や施工スケジュールなどはダムを所有する電源開発などの関係機関と協議を進める。
既存の尾神橋は、耐震性能に問題はないが、床板などの経年劣化が著しい。そのため補修する考えだったが、幅員が狭く大型車の擦れ違いが難しい状況や費用などを考慮し既存橋の下流に架け替えることになった。
既存橋は、国道156号の高山市荘川町海上から白川村尾神地区に架かる3径間連続下路式ワーレントラス橋で、橋長が315・7b、幅員6b。下部工は鉄骨鉄筋コンクリート構造。1958年に完成している。
現在、既存橋の解体設計を中央コンサルタンツ(名古屋市西区)が8月23日までの納期で進めており、新橋の架設後に解体する。
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建通新聞社