富山県安全施設業協会(河合信輔会長)は11日、富山市の県立富山工業高校で出前講座を初めて開催した。生徒は座学と実技を通して、道路交通の安全を担う専門工事業への理解を深めた。
この日は土木工学科の2年生30人が参加。協会紹介ビデオ(みちしるべ)の上映に続き、河合会長が「道路標識や標示などの交通安全施設に関する設計・施工に取り組んでいる。土木技術者として将来の業界を担う皆さんに、地域社会に役立っている達成感、生活環境整備を担っている重要な仕事であるという誇り・使命感を養っていただきたい」とあいさつ。机上講座では、森直生標識部会長が道路標識や区画線、防護柵の種類、機能などを詳しく解説した。
引き続き、実技講座として溶融式区画線作業車のラインマーカー車、ニーダー車を見学し、作業手順の説明を受けた。実際に駐車場路面に作図、プライマー(接着剤)塗布を行い、施工機で線引き作業を体験した。
出前講座は、7月9日に県立高岡工芸高校、14日に県立桜井高校でも開かれる予定。