石川県土木部営繕課は21年度、小松市の木場潟公園東園地における営繕工事を本格化する計画で、このうちメーン施設となる「里山交流ハウス」(仮称)の建築工事は、9月議会で契約承認に照準を合わせて発注準備を進めている。
21年度に発注となるのは、里山交流ハウス、農業体験ハウス等、里山資源再生ハウス(いずれも仮称)といった施設。
里山交流ハウスは、W造一部S造平屋建て延べ約1000平方メートルで、施設内には事務棟機能や多目的ルーム(学習、情報発信、レクリエーションの場)、レストルーム(足湯、カフェ)を配置。工事は分割の一般競争入札方式とし、建築、電気、機械設備、浄化槽が別途発注となる。工期は建築、電気、機械が450日、浄化槽が270日。実施設計は意匠が大屋設計、設備が大屋設備、構造がアーキ・アーバン建築研究所+中出喜美男。
農業体験ハウス等は、建築、機械、電気ともに第2四半期に一般競争入札となる。ガラス張りのS造平屋建て約580平方メートルとW造平屋建て210平方メートル。コマツから提供された地下水冷暖房装置、バイオマス加湿器を活用してトマト、ベビーリーフ、エアリーフローラといった野菜、花きを栽培する。工期は建築が330日、電気、機械設備が450日。設計はVΛN建築事務所。
園内で発生する間伐材をバイオマス燃料化するまでの過程を見学できる里山資源再生ハウスはW造平屋建て建て約210平方メートル。工事は建築工種で第2四半期に一般競争入札により発注となる。規模は基本・実施設計は、建築が山岸建築設計事務所、設備が堂垣設備設計事務所。