トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2021/06/14

【滋賀】野洲市 永原第2団地の4号棟建替

 野洲市は、老朽化が進んでいる市営住宅永原第2団地4号棟の建替え工事を計画、現在進めている実施設計を22年3月上旬にまとめていき、順調にいけば、5月頃の工事発注を見込んでいる。
 計画によると、敷地1375平方bに建つ永原第2団地4号棟(PC造4階建、延917平方b)の解体工事を実施し、そこにPC造5階建の25戸、延1540平方bの市営住宅を新たに建設する。同団地は建設より45年以上が経過し、老朽化が進んでいることから、同市は新たに建替え工事をすることを決め、19年度に基本設計を行っており、昨年度は住民の居住移動が進められた。
 また、この実施設計を片淵建築事務所(甲賀市)が担当している。
 同団地は、県道2号沿いにある永原交差点近く、1号棟から4号棟が建っており建設年度がそれぞれ異なっている。1号棟は昭和44年度、2号棟が昭和45年度、3号棟が昭和46年度、4号棟が昭和48年度に建設、4号棟以外の団地については、過去に改修工事などがされており、調査をした結果、優先順位を考え4号棟が今回の対象となった。
 野洲市は17年度(平成29年度)に野洲市市営住宅長寿命化計画を策定、市内には7団地、17棟、309戸の市営住宅ストックが形成されており、これらのうち、昭和40年代に建設のストックは更新時期を迎えていることから、同市は市営住宅ストックの適切なマネジメントを行うべく、適切な点検、修繕、データ管理等を行い、市営住宅の状況や将来的な需要見通しを踏まえた各団地のあり方を考慮した上で効率的・効果的な団地別・住棟別の事業手法を選定するとともに、長寿命化のための事業実施予定一覧を作成することにより長寿命化に資する予防保全的な管理や改善を計画的に推進しライフサイクルコスト(LCC)の縮減等を目指す。

提供:滋賀産業新聞