建設業労働災害防止協会新潟県支部(植木義明支部長)は10日、21年度代議員総会を新潟市中央区で開き、無事故無災害を目指し、安全衛生活動を一層推進することを誓った。
会に先立ち、植木支部長が登壇し、20年度の労働災害に関し「減少傾向にあるものの、昨年は7人(うち会員企業4人)の死亡災害が発生。ニーズに合った教育実習で1つ1つ課題を解決していきたい」と引き締めた。一方、コロナ禍における教育・講習受講者に触れ「一部中止やキャンセルなどの影響で、例年の半数3500人にとどまった。引き続き受講者の確保に努める」とし、理解と協力を求めた。
21年度事業計画には、墜落・転落災害防止を最重要対策と位置付け、フルハーネス型安全帯使用作業特別教育をはじめとする技能講習の取組み、安全指導者活動などに加え、会員への支援として活動のPRによる会員の加入促進を図るとともに、上・中越地区の安全指導者を対象に長岡市で研修会を行うことなどが盛り込まれた。また、建設業労働災害防止大会を7月21日に開催することを確認。総会では20年死亡・重大災害ゼロ分会表彰が行われ、6000日達成の白根分会など14分会の栄誉をたたえた。