富山市議会6月定例会は10日開会し、藤井裕久市長が提案理由説明を行った。
はじめに、市長就任から1カ月半が経ち、各種団体の会合や総会などへの出席を通して「市民から数多くの激励、期待の声をいただき、改めて市長としての重責を感じている」とした上で、「私が目指している『幸せ日本一とやま』への思いは、日に日に強まっており、現在、各部局から事業内容や懸案事項などについて説明を受けるなど、まずは市の抱える課題などについて、しっかりと把握するよう努めている」と現況を報告。
予算案件については「市長選挙で掲げた公約に関するものや、当初予算に計上せず、市長選挙後の補正予算で対応する『肉付け予算』などの補正を行うもの」と説明。公約に掲げたもののうち、早急に取り組むべきものとして「富山市版スマートシティを推進するためのビジョン策定に要する経費のほか、新型コロナウイルス感染症の対応について市独自の取り組みとなる、キャッシュレス決済ポイント還元事業に要する経費や、市内宿泊施設への宿泊促進を図るための経費などを計上した」と述べた。