吉勝重建(矢野智孝社長)と坂井市、長畝地区区長会、のうねの郷づくり推進協議会、城のまち区長会、城のまちまちづくり協議会は10日、災害時における協力に関する協定を締結した。当日は、坂井市丸岡町長畝地係の同社本館で調印式を行い、地域の安全・安心へ協力体制を築いた。
今回の協定では、1000年に一度の大雨「想定最大規模降雨」等に対応した「一時避難場所」として、災害時に地域からの要請で吉勝重建が屋内スペース(同社本館)および駐車場等(計約2万1000平方メートル)等を提供する。
式では矢野社長が「有事が起こってからではなく、平常時のうちに、しっかりと連携を取るための仕組みづくりを行っておくことが重要。我々の企業活動は地域の安全や活性を礎としており、今後も真摯に地域貢献に取り組みたい」と決意を表した。
坂本憲男坂井市長は「大規模な風水害、地震災害が多発する中、災害時における地域の備えは重要。今回、企業と地域が協力して、災害への円滑な対応ができるようになったことは、大変心強い」とあいさつした。