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　県警察本部は９日、「富津警察署庁舎建設工事実施設計業務委託」の簡易公募型指名競争入札を開札した。10者が参加し、基本設計を担当した荒井設計事務所（君津市久保４―４―20）が予定価格１億５８３万２０００円（消費税抜き）に対し９３００万円（同）で落札した。調査基準価格は８１０３万円（同）だった。履行期限は２０２２年２月28日。23年１月に着工し、24年９月の完成を目指す。総事業費は23億３０００万円を見込む。
　同警察署は、施設の老朽化・狭あい化のため、移転改築する。移転場所は、富津市佐貫１１２番地先の佐貫中学校跡地。建物は庁舎棟と車庫棟で構成。規模は庁舎棟がＲＣ造４階建て延べ約２６４０�u、車庫棟がＳ造２階建て延べ約６５０�u。基本設計については、20年度に荒井設計事務所が担当した。
　
旭・香取警察署／庁舎も建て替え
　
　そのほか、警察署の整備では、旭警察署庁舎建設工事に着手する。第２四半期に一般競争入札により建築、機械設備、電気設備の３分離で発注する。工期は建築に18か月、設備に14か月を見込む。施設の完成は23年９月ごろの予定。
　同署は、建築後40年以上を経過し老朽化・狭あい化が著しいことから、現在地（旭市ニ１―１）で建て替える。建物は庁舎棟と車庫棟で構成。規模は庁舎棟がＲＣ造５階建て延べ約２９００�u、車庫棟がＳ造２階建て延べ約７８５�u。実施設計は榎本建築設計事務所（千葉市中央区長洲２―８―５）が担当。
　事業費については、当初予算に２億３５５８万６０００円を計上するとともに、21〜23年度を期間とする限度額20億６８００万円の債務負担行為を設定した。
　また、６月補正予算案で香取警察署の建て替えの基本設計費８２３０万円を盛り込んだほか、実施設計費に１億８８００万円の債務負担行為を設定している。第２四半期に簡易公募型指名競争入札で委託する。履行期間は約20か月。
　建設予定地はＪＲ佐原駅北西側の現在地（香取市北）。21年度に基本設計、22年度に実施設計を行い、22〜24年度に解体工事を実施。24〜26年度に建設工事を進める。総事業費は36億１５００万円を見込む。