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滋賀産業新聞
2021/06/10

【滋賀】東近江市 昭和橋等3橋の修繕

 東近江市は、同市箕川町にある昭和橋など3橋の修繕詳細設計に取り組む。6月22日に入札し、11月末に設計をまとめる。順調に行けば22年度に着工する。
 3橋は昭和橋、26―1号橋(ふきのばし)、20―1号橋。いずれも、現地調査・詳細調査を行ない調査結果を分析、橋梁補修設計・施工計画・概算工事費の算出―を行ない、着工に備える。

 3橋の概要は次の通り。

◎昭和橋
 奥永源寺の集落、箕川町の御池川に架設されている橋梁で、1955年に供用開始。竣工から65年が経過した市道箕川百済寺線の橋梁で、橋長35・15b、全幅2・3b。
 上部構造形式はRCT桁橋。下部構造形式は重力式橋台2基、壁式橋脚3基。基礎形式は直接基礎(形式不明)となっている。
 18年度の最新点検で、下部構造の橋台、竪壁下面及び基礎に使用されている岩盤が著しく洗堀され基礎に空洞が生じ、今後橋台の沈下や傾斜が生じる可能性が指摘されている。また、主桁にかぶり不足が原因と推察される鉄筋露出や浮きが確認され、一部の露出している鉄筋は腐食が進行するなど、機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべきとして健全度は「V」の判定。

◎26―1号橋(ふきのばし)
 五個荘金堂町の市道金堂川並線、神友達川に架設されている橋梁で、架設年次は不明だが、昭和40年代の架設でおよそ55年が経過している。橋長は5bで、全幅4・7b。
 上部構造形式はH型鋼の鋼橋。下部構造形式は重力式橋台2基。基礎形式は直接基礎となっている。
 20年度の最新点検で、上部構造の主桁に腐食が見られ、支承本体・アンカーボルトも腐食し断面欠損が見られる状況。橋面も防護柵の腐食・舗装の異常が生じており、健全度は「U」の判定。

◎20―1号橋
 五個荘河曲町の市道河曲和田線、大同川に架設されている橋梁。架設年次は1966年で54年が経過している。橋長は7・3bで、全幅5・8b。
 上部構造形式はH型鋼の鋼橋。下部構造形式は重力式橋台2基。基礎形式は不明となっている。
 18年度の最新点検で、主桁端部・支承部の腐食が著しく板厚が減少。また、断面欠損を伴っており、床板の鉄筋が露出し腐食が進行している状況で、機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべきとして健全度は「V」の判定。

提供:滋賀産業新聞