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北陸工業新聞社
2021/06/09

【新潟】生産性向上などで議論/日建連と整備局が意見交換/北陸地区

 日本建設業連合会と北陸地方整備局の21年度公共工事の諸課題に関する意見交換会(北陸地区)が8日に行われ、公共工事の生産性向上など3つのテーマで情報共有を図った。
 今回は、新潟市にある北陸地方整備局と東京にある日建連本部とテレビ会議システムにより開催。ネクスコ東日本・中日本、新潟・富山・石川県の土木部、新潟市らも参加した。開会に先立ち、岡村次郎北陸地方整備局長は「生産生向上のためプレキャスト製品のさらなる適用拡大、ICT人材育成企業の表彰制度創設など、北陸地方整備局独自の取り組みを新たに進め、建設業の皆様の発展と人材の育成確保に力を入れていきたい」とあいさつした。また、日建連土木本部長の押味至一氏(鹿島社長)は「国土交通省をはじめ、各機関の皆様とともに公共工事の諸課題の解決を図り、民間工事へも波及させ、建設業界をより魅力的な産業にしたい」と意気込みを語った。
 意見交換では、日建連から▽公共工事の生産性向上▽処遇改善等を通した担い手の確保▽国土強靭化5か年加速化対策の対応と品確法の的確な運用―の3テーマについて説明を受け意見交換。整備局側からは21年度新規のプレキャスト一括採用試行工事として発注予定の羽越河川国道事務所「府屋地区改良その4工事」と長岡国道事務所「柏崎バイパス工事」など、年度内に道路と河川合わせ計8件程度を試行する方針を示した。

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