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　利根川下流河川事務所は銚子出張所庁舎の移転改築を計画している。新庁舎の建設工事については、総合評価落札方式の一般競争入札や公募型指名競争入札など発注方式を検討した上で、２０２２年度に公告し、同年度内の完成を目指す。基本・実施設計等業務に関しては８日、安食出張所尾羽根川排水機場の防水改修を含む「Ｒ３銚子出張所庁舎新営外設計業務」として、簡易公募型プロポーザルを公告した。参加表明書の提出期限は23日。委託期間は９月上旬から22年３月25日まで。尾羽根川排水機場防水改修の設計に関しては同年１月31日までにまとめる。
　銚子市新生町１―９―13にある軽量Ｓ造２階建ての現庁舎は老朽化しているほか、利根川沿いに位置し浸水リスクを有していることから、移転改築することとなった。
　新庁舎は、銚子市東芝町５―９の国有地６９９・03�uに建設する。敷地の現状は、さら地。建物はＲＣ造２階建て、延べ床面積５２５�uの計画。
　現庁舎については新庁舎の運用開始後に解体。敷地は、所有者の県に返還する。
　また、成田市滑川に所在する尾羽根川排水機場は、ＲＣ造地下１階、地上２階建て。屋根のシート防水が劣化していることから、張り替えを実施する。屋根はおよそ18ｍ四方、面積３２０�u程度とみられる。設計段階で、改修の対象範囲を確定する。順調に推移すれば、年度内に着工し、３〜４か月程度で完了させたい考え。
　設計業務のプロポーザルの主な参加資格は、港湾空港関係を除く関東地方整備局の建築関係建設コンサルタント業務に係る一般競争（指名競争）入札参加資格の認定を受けている単体企業、または単体企業に求められる条件を満たす者で構成される設計共同体。
　温室効果ガス等の排出の削減に配慮する内容を評価テーマとした技術提案を求め、技術的に最適な者を特定する環境配慮型プロポーザル方式の適用業務となっている。